【第二種電気工事士】頻出用語を簡単に解説【2極1素子について】

ねえ、おじいちゃん。”2極1素子”について簡単に教えて！

それはな、電気の話じゃな。単相3線式100/200Vの回路で使うんじゃよ。電気工事士の試験でも出る大切な知識じゃ。

単相3線式って何？

それはな、家庭で使う電気のことじゃ。200Vの電気を使う大型の電化製品と、100Vの電気を使う一般の電化製品、両方に対応できるようにする配線方式なんじゃ。

じゃあ、”2極1素子”ってのはどんな役割なの？

2極1素子の遮断器はな、100V回路に使うんじゃ。電流が過剰に流れた時に、その回路を自動で遮断して、火災などの事故を防ぐんじゃよ。

200Vの回路には使わないの？

いや、200V回路には2極2素子を使うんじゃ。それが適しておる。それぞれの回路に合った遮断器を使わなあかんのじゃ。

どうして違うのを使うの？

流れる電流の量と、電圧の種類が異なるからじゃ。適切な遮断器を使うことで、安全に電気を使えるようになるんじゃ。

なるほどね。それで、その遮断器の”2極”ってのは何？

極とは電流の通る経路のことを指すんじゃ。2極あるというのは、二つの経路があるという意味じゃな。片方がN極、もう片方がL極なんじゃ。

“1素子”と”2素子”の違いは？

素子は遮断する部分のことじゃ。1素子だと、一つの経路を遮断できる。2素子だと、二つの経路を同時に遮断できるんじゃよ。

そうか。それで、それぞれどういう時に必要になるの？

例えば、エアコンや洗濯機など、200Vを使う大きな電化製品には2極2素子の遮断器が必要じゃ。一方で、テレビや冷蔵庫など、100Vを使う普通の電化製品には2極1素子の遮断器で足りるんじゃ。

なるほどね。それで全部なの？

そうじゃな、試験では他にも色々と出るから、この話を基にしっかり勉強しておかんといかんぞ。

わかったよ、おじいちゃん。ありがとう！勉強してみるね。

ええな、もしわからんことがあったらまた聞きに来るといい。電気に関することは何でも教えてやるからのう。

じゃあ、ひとつ聞いてもいい？なんで100Vと200Vで遮断器を変えなきゃいけないの？

それはな、電圧の違いによって遮断器の扱う電力量が変わってくるからじゃ。200Vの方が電力量が多いから、それに耐えられるように2素子が必要なんじゃよ。

遮断器ってのは、どうやって選ぶの？

選び方としては、配線図を見ながら、その回路に流れる予想最大電流や設備の要求する電力に合わせて選ぶんじゃ。設計値を基に正しい遮断器を選ばないと、安全が確保できんからな。

おじいちゃん、回路って何？

回路とはな、電気が流れる道のことじゃ。スイッチやコンセント、電化製品などを繋げて、電気が循環するようにしたものじゃ。

へー、電気って結構複雑なんだね。

そうじゃ、でも基本をしっかり学べば、それほど難しくはないぞ。電気は私たちの生活に欠かせんから、しっかりと理解することが大事じゃ。

了解！じゃあ、次回試験で出るかもしれない問題についても、教えてもらえると嬉しいな。

もちろんじゃ。いつでも聞いてきなさい。おじいちゃんは孫の勉強がんばるのを応援しておるからな。

ありがと、おじいちゃん。また来るね！

ええ、待っておるぞ。安全第一で勉強を進めるんじゃよ。

うん、安全第一でいくよ。じゃあね、おじいちゃん！

じゃあのう、気をつけて帰るんじゃぞ。